弁護士コラム

法律事務所の名前

2014.07.14

法律事務所の名前は様々で、人の名前同様に流行り廃りや一定のルールがあります。

定番は経営者弁護士の名前や地名を付けたもので、「山田太郎法律事務所」「東京法律事務所」など。
法律事務所が合併して名前を付け足していくこともあり、私が知る限りで最も長い事務所名は、「東京青山・青木・狛法律事務所ベーカー・アンド・マッケンジー外国法事務弁護士事務所(外国法共同事業)」です。
ここまで長くなると電話受付をする事務員が気の毒でなりません(少し前に前半部分をカットして「ベーカー(以下略)」に改称したので、もう事務員の舌の心配はしなくて良さそうです。)。

人名地名以外だと「あおぞら」「ひかり」「わかば」等の優しい爽やかなイメージの名前が少し前の流行りで、最近は英語フランス語スペイン語のカタカナ名を付ける事務所が多くなっています。

ちょっと目を引く変わった名前としては、
「フェニックス法律事務所」
「弁護士法人ペガサス」
「マジックドラゴン法律事務所」
「アトム法律事務所」
「角田龍平の法律事務所」
「ヴァスコ・ダ・ガマ法律会計事務所」
「コンビニエンス法律事務所」
「神田のカメさん法律事務所」
「21世紀法律事務所」
など。

法律事務所は病院のように専門分野を事務所名に含めていることがほとんどなく、せいぜい「特許」「会計」「国際」といった程度です。
事件を依頼する側からすれば「離婚」「交通事故」といった名称が入っている方がわかりやすいのですが、なぜ弁護士は専門色を出さないのかという話は別の機会に。

事務所名にはその法律事務所の経営戦略が表れています。
例えば、地域名であれば比較的歴史が長く地域に根差した活動を想定している(いた)事務所、柔らかい名前は借金や離婚等を主に扱う社会的弱者をターゲットにした事務所が多いように思われます。
ちなみに、先に述べた変わった名前の事務所は大半が大阪に拠点を置く事務所です。
事務所名を見た時にツッコミが入るくらいの方が記憶に留めてもらえるといったところでしょうか。

ちなみに、当事務所の命名理由はブログに記載しておりますが、名前や事務所理念が気に入ったと言っていただける依頼者に出会えると、作戦が当たったようで嬉しく思います。
たまに弁護士名と勘違いされて「士道先生」と呼ばれることもありますが。

(『蒼生 7月号』掲載記事)

弁護士 飯島 充士 Iijima Atsushi

執筆者

士道法律事務所 Shidoh Law Office

弁護士飯島 充士 Iijima Atsushi

プロフィール

  • 生年月日:1979年1月
  • 特技:空手(和道流初段)
  • 趣味:熱帯魚の飼育、温泉旅行
  • 座右の銘:「人間万事塞翁が馬」

経歴

  • 名古屋大学、南山法科大学院を卒業後、司法試験に合格
  • 岐阜での司法修習を経て、大阪弁護士会に登録
  • 弁護士法人大江橋法律事務所で弁護士業務の基礎を学ぶ
  • 同事務所退所後、岡田和義法律事務所に移籍
  • 岡田和義弁護士の引退に伴い、士道法律事務所を設立
  • 2026年3月 弁護士法人 士道 設立

所属

  • 大阪弁護士会
  • 大阪弁護士会 交通事故委員会
  • 大阪弁護士会 遺言・相続センター運営委員会
  • リーガルアクセスセンター(LAC)登録弁護士

大阪本部 06-6365-7650

お問い合わせ