罪名:
加害者の性別:
男性
犯行態様:
電車内での些細なトラブルから男性乗客と揉めて胸倉を掴む暴行を加えたもの。
示談の成否:
示談成立
解決金:
15万円
刑事処分:
不起訴
弁護士コメント:
「加害者が酒に酔って『いない』」
「加害者・被害者ともに男性」
「罪名:暴行または傷害」
この条件を満たす事案は100%確実に示談交渉が難航して面倒なことになります。
加害者が酔っ払っていないということは加害者も被害者も素面の状態ということになります。
素面の状態で、加害者か被害者どちらか一方だけでも穏やかな性格をしていれば、ちょっと腹の立つことや小さな車内トラブルがあってもそもそも小競り合いに発展しないし、片方が絡んでいったとしても他方がいなしたりその場から立ち去ったりすることで終わります。
そうならないのは加害者も被害者も攻撃的な性格を有しているパターンだけです。
つまり、被害者も短気で他責的でややこしい性格をしているということが最初からほぼ確定しており、示談交渉ではそのマイナス面が露骨に出てきます。
傷害であれば治療費という実損が出ている分かえって示談しやすい状況にもなり得ますが、暴行の場合はこれがないので交渉自体拒否(連絡先が開示されない)で行き詰まることも珍しくありません。
運良くこのハードルを越えることができれば本件のように十分妥当な範囲での示談を取りまとめて不起訴とすることも可能となってきます。

